看護師が転職でいい職場を探すには

看護師の人材が不足している看護現場は多いため、看護師は売り手市場と言われている。しかし、給料面や待遇、あるいは仕事のハードさを理由に転職を考える看護師も少なくない。売り手市場なため転職先は比較的簡単に見つけやすいが、その際には将来性がある職場を見つけることが大切であり、いい職場を見つけるポイントを知っておくことが欠かせない。ポイントには3つあり、まずは給料だけで転職先を選ばないことだ。1日のうちの大半を職場で過ごすことが多く、その環境は看護師のキャリアに大きな影響を与える。給料がよくても仕事がハードであれば、体力面で不安が出るので先まで続かない恐れがあるだろう。自分にとって長く働ける快適な職場をイメージして、職場を選ぶ必要がある。

次に、設備面や医療機器が最新であるかをチェックしよう。医療機関の設備や医療機器の充実度によって、仕事内容が大きく変わってくるので注意が必要だ。必ずしも最新設備がいいわけでないが、ある程度設備が整っていた方が業務の効率化が進むだけでなく、医療ミスも少なくなる。そのため、転職活動をする時は、できるだけ面接時とは別途で職場見学をすることが好ましい。最後は、医療機関に勤めている医師との相性だ。看護師であれば、多くの人が医師との人間関係に悩んでいる。医師の中でも、特に院長との医療に対する考え方が合うかどうかで、快適に仕事を続けられるかが分かれてくるのだ。クリニックや小さな病院では面接時に院長と話をする機会があるので、考え方にずれがないか確認しておこう。将来のためにも、いい転職先に出会えるかが重要だ。